備忘録として、
Ubuntu 22.04でIO DATA PLANETのWNPU583BのUSB Wi-Fi 子機を利用する時の設定手順をまとめておきます。
Ubuntuの場合、USB Wi-Fi 子機は挿しただけではすぐには使えないので、ドライバーのインストールが必要です。しかし、IO DATAのWNPU583BはLinux用のドライバーを提供していません。
WNPU583Bは内部的にrtl8821aのドライバを使用しているので、下記のドライバをインストールします。
https://github.com/morrownr/8821au-20210708
Arch LinuxのAURにも同じリポジトリが使われているので、おそらく安全性は大丈夫だと思います。
下記のコマンドを実行します。
$ sudo apt install make dkms
$ git clone https://github.com/morrownr/8821au-20210708
$ cd 8821au-20210708
$ bash install-driver.sh
インストール時にセキュアブートの署名用のパスワードの設定を求められます。UEFIのセキュアブートを有効にしている場合、サードパーティのドライバなどをインストールしたら、署名を発行して実行を許可する必要があります。
インストール時にパスワードを設定して、PCを再起動したら、下記のようなUEFIの画面が現れます。
coninue boot
Enroll MOK
Enroll key from disk
Enroll hash from disk
continue bootは、署名の新規登録なしで通常通り起動するという内容で、せっかくインストールしたドライバの実行は許可されません。
Enroll MOKを選択して(Enrollは登録という意味)、作成した署名を選んで、設定したパスワードを入力しましょう。これで、ドライバを許可して起動できます。
起動したら、WNPU583Bが有効化されているので、設定からWiFiを選んで接続しましょう。